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『殺し屋の出世術』ネタバレあらすじ相関図&感想。殺し屋の営業術続編!

『殺し屋の出世術』ネタバレあらすじ相関図&感想。営業術の続編! 小説・実用書

野宮有の小説『殺し屋の出世術』読了しました。
待望の『殺し屋の営業術』の続編。半年後が舞台でした。

今回どっぷりヤクザの世界で、鳥井が何をやろうとしているのか?を考えながら読むのが楽しいです。

以下、ネタバレあらすじまとめ(結末まで)、登場人物相関図、感想です。

→前作のネタバレ感想記事はこちら

【相関図】登場人物まとめ

主な登場人物相関図。全員浦野組。
・会長:津留(病床)
・No.3:橋爪
・No.4:五十嵐
・幹部:巣ヶ谷

巣ヶ谷組
極東コンサルティング
・鳥井
・樫尾
・耳津
・籠原

・鷹見…巣ヶ谷と協力関係。鳥井と極東コンサルティングの社長の座をかけて、争わされる。

・金崎…鷹見の部下。鳥井のセッションを受けているセールスパーソン。
・翼…鷹見の部下
会長・津留が病死したのを皮切りに、鳥井によって橋爪・五十嵐が殺された。
巣ヶ谷の娘であった籠原は、巣ヶ谷を殺し鳥井に寝返った。
翼は鷹見を殺し、鳥井に寝返った。
金崎は鷹見に殺されたと思われる。

殺し屋の出世術ネタバレあらすじ

『殺し屋の出世術』のあらすじ要約です。
ネタバレが強い部分は折りたたんでいます。

出世レース開幕

鳥井と鷹見のシルエット

殺人請負会社『極東コンサルティング』の営業・鳥井は、

『巣ヶ谷一家』の鷹見に連行された。

そして組長・巣ヶ谷から、『極東コンサルティング』の次期社長の座をかけ、鷹見と一か月間競い合うよう命じられる。

出世に興味はない。

しかし拒めば、部下もろとも命はない。

こうして鳥井は、理不尽な出世レースに挑むことになる。

浦乃組の関係図

酒を吞みかわす巣ヶ谷と鷹見の手

ズブズブな関係の巣ヶ谷と鷹見。

それでも『勝負で社長を決める』という回りくどい真似をするのは、『極東コンサルティング』が現会長が築いた会社だからだ。

他の幹部を納得させるために小芝居が必要。
将来的には、二人で浦乃組を乗っ取る計画まで描いている。

鷹見は鳥井たちが周防商会から「顧客リスト」を奪ったと知り、さらに展開を加速させる。

参考:『殺し屋の営業術』ネタバレあらすじ&登場人物解説。映画化希望の面白さ

一方鳥井は、巣ヶ谷と不仲だと噂の『幹部・五十嵐』に接触。

社長人事への異議申し立てを依頼し、裏から勝負を動かそうとする。

裏切りの発覚

白木祭壇とろうそくと供花

しかし「五十嵐・巣ヶ谷が不仲」という噂は嘘の誘導だった。

鳥井は無理やり現会長の通夜に連れていかれた。

場違いな格好のまま、幹部たちの前でつるし上げられる鳥井。

巣ヶ谷は鳥井を解雇し、鷹見を極東コンサルティングの次期社長に推薦すると宣言した。

鳥井のここ数週間の行動が、すべて筒抜けになっている……

情報を流していたのは、鳥井の部下である籠原姫香だった。

姫香は巣ヶ谷の血がつながらない娘であり、

巣ヶ谷に精神的に支配されていた。

『浦乃組』の壊滅

何も入っていない金庫

次に鷹見たちは、鳥井から『顧客リスト』を回収しようとした。

しかし鳥井宅の金庫には何も入っておらず……

潜んでいた鳥井の部下に襲われ、鷹見は逃げた。

この知らせを受けて、巣ヶ谷は娘の寝返りを疑った。

そして姫香も、鳥井たちに情報を制限されていたと気づいた。
自分が作成したジャミング装置(通信妨害装置)が使われていたのだと。

さらに、巣ヶ谷のもとへ五十嵐から連絡が入る。

浦乃組本部に、正体不明の集団がカチコミをかけてきたらしい。

若頭・橋爪を含む複数の幹部が死亡。その後五十嵐も死亡。

『浦乃組』は壊滅に向かっていた。

鳥井の本当の作戦

鳥井が行っていた営業セミナー

鳥井に生きていた(生かされていた)鴎木美紅が電話をかけてきた。

参考:『殺し屋の営業術』ネタバレあらすじ&登場人物解説。映画化希望の面白さ

美紅は鳥井が4か月前から開いていた「裏稼業専門営業セミナー」を、「カルトマーケティング」と評する。

鳥井は組織の下っ端を集め、自分に忠実な「セールスパーソン」を育てていた。

高飛び前の美紅は、鷹見に鳥井の位置情報をリーク。

鳥井は鷹見に捕らえられ、スクラップ場に連れていかれた。

しかしそこで待っていたのは『周防商会』の兵隊だった。

鳥井は『周防商会』に転職するために、『裏乃組』を『周防商会』に売っていた。

顧客リストを返却し、浦乃組の弱体化と、育成したセールスパーソンの提供を持ちかけてーー……。

社長になるよりも、一人のプレーヤーとして働くために。

【結末】鷹見と巣ヶ谷の最後と寝返り

深夜スクラップ工場で、無人で突っ込んでいくワゴン

鷹見が鳥井を撃った瞬間、姫香が遠隔操作する無人車が割って入る。

姫香は、実父を殺したのが巣ヶ谷だと知り、強酸スプレーとスタンガンで巣ヶ谷を殺害していた。

そして巣ヶ谷の用心棒『翼』も、耳津から「鷹見から助けられた過去は仕組みだったのでは?」とゆすぶられ……

鷹見を地面へたたき落とす。鷹見は無人車にひかれ、死亡した。

鳥井は二人の寝返った女性たちに、誕生日祝いを告げる。

鳥井により、じきに一つの犯罪組織が消える。

その中で東南アジアに飛んだ美紅により、また次の物語が動き始めるーー……

感想 今作ちょっと理解が難しいところも

飛び立つ翼

がっつり暴力団内部の話だった今作。だからなのかちょっと内容が難しかったです。

鷹見&巣ヶ谷も鳥井もやっていることが複雑で、何を狙った行動であるのか、一週目でしっかり理解はできませんでしたね。専門用語もでてくるし。

あらすじまとめながらやっと「そういうことか!」と。

そしてストーリーですが、鳥井も死にかけたり結構ギリギリの攻防戦な印象。

籠原のほうは精神支配されていたのでともかく、翼に裏切られた鷹見は若干不憫でした。

急場で盾にして逃げようとしたのは事実だけれど、昔助けた件についてはどうだったかわからないし……

でもやっぱり、誕生日お祝いするようなマメな男のほうが「大切にされている」という実感は得られるのでしょうね。うん。

参考文献が最後に載っているのですが、笑ってしまいましたよ。

帯の『良識ある人以外、絶対に読まないでください。』を破っている(笑)

本当の仲間として女性二人が追加され、周防商会に転職、美紅さんも生きていて何かやろうとしている……

絶対次作もありそうな流れでうれしいですね!次も読みたいと思います。

▶前作『殺し屋の営業術』の記事へ

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