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小説『あの星が降る丘で君とまた出会いたい』ネタバレあらすじ&レビュー!続編の結末は?

小説『あの星が降る丘で君とまた出会いたい』ネタバレあらすじ&レビュー!続編の結末は? 小説・実用書

汐見夏衛著作『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』
2026年映画化の恋愛小説です。

この記事では『あの星』の原作小説について

  • 続編なの?シリーズ解説
  • ネタバレあらすじ(結末まで)
  • レビュー(読書感想)

をまとめています。

これぞ切ないラブストーリー!!

続編なの?シリーズ解説

先に前作とのつながりと、シリーズの全体像についてです。

① あの花

現代の女子中学生が1945年の日本にタイムスリップし、特攻隊員の青年・彰と出会う物語。

2023年 映画化

② あの星

当記事で紹介

『あの花』の続編。
現代で、彰の生まれ変わりとの切ない恋が描かれる新たな物語。

2026年8月 映画化

③ あの花 Another

『あの花』『あの星』のキャラクターたちが登場する短編集。
それぞれのその後の物語を楽しめるスピンオフ作品。

スピンオフ作品

「あの星」は続編ですが、単体でも理解できる描かれ方となっていました。

しかしやはり「あの花」も読むのがおすすめですね。

このシリーズの肝は「戦争時代にタイムスリップ」ですから、「あの星」だけだと勿体ない気がします。

前作のあらすじをザっと確認▼
あの花が咲く丘で君とまた出会えたら|小説ネタバレあらすじ&相関図

スピンオフ「Another」は、「あの星」まで読んで作品が気に入れば or キャラクターに愛着が生まれれば読むことをおすすめします。

『あの星』ネタバレあらすじ(結末まで)

『あの星』ストーリーの簡単な要約です。最後までのネタバレを含みますのでご注意ください。

登場人物 主人公 宮原涼 百合の中学に転校し、百合に恋をした。彰の記憶を『夢』で見ている。 加納百合 中2の時70年前の戦時中にタイムスリップし、特攻隊員の彰と恋に落ちた。 佐久間彰 百合と両想いだった特攻隊員。故人。

中2の夏休み前に転校してきた主人公『宮原 涼』は、

印象的な女の子『加納 百合かのう ゆり』と出会う。

クラスで少し浮いているが、いじめっ子たちに真っ向から立ち向かう真っすぐな子。

彼女は、夢で何度も出てくる女の子を思い起こさせる。


社会科見学で行ったらしい「特攻資料館」

二人はそのグループ発表で同じグループになった。

図書館

図書館で調べ物をしていると、涼は百合が戦争と特攻隊について意外なほど詳しいことに気づく。

そして自らも、特攻隊員の遺書を読んで「戦争なんて心の病気だ」と思った。

その後、百合ヶ丘公園に寄った二人。

「すごくお世話になった人たちにもう会えなくなっちゃった」と語る百合に、

亮は『恩送り』を教えた。

もらった恩は、他の困っている人に送ればよい。

それを聞いた百合は泣きだした。

この日から二人は、お互い名前で呼び合うようになった。

そして涼は夢を見る。

「生まれ変わったら一緒になろう」

「絶対に、また君を見つけるから」

なぜだか百合のことを、ずっと前から探していた気がする。


海を見に行くことになった二人。

しかし親から「サッカーは控えて塾に行け」と言われた涼は沈んでいた。

プロになる夢は諦めるしかないのか?

それを聞いた百合は怒った。

平和な時代に生まれることができた私たちは何一つ諦めちゃだめだ。

すべてを諦めるしかなかった、あの人たちの代わりにも、と。

涼は必死に訴えてくれた百合に、思わず「好きだ」と告げた。

すると百合はーー……

赤面した後、徐々に泣きそうな顔になった。

そして海を前にして、「戦時中にタイムスリップした話」を始める。(前巻の内容

空襲から逃げる人々

彰という特攻隊員の青年に恋をしたこと。

涼を初めて見たとき「彰の生まれ変わりだ」と直感したことーー……

涼は、「夢に見るのは前世の記憶か?」と考えた。

しかしそれでも実感がない。
自分を好きな人が、他の男を愛し続けているとしか思えない。

「俺には無理だ」

それが、涼の正直な想いだった。


時は過ぎて六年後。大学二年生の冬。

今だ夢を追い続けている涼は、アルバイト先で「橋口さん」に声をかけられた。

グループ発表の後、百合と仲良くなっていた元同級生だ。

昔、涼との仲を「私のせいでだめになっちゃった」と話していたらしい百合。

彼女が今も自分が悪いと思っているならーー……

涼は特攻資料館に足を運び、「佐久間彰」という人物と向き合う。

そして百合への遺書を見つけ、

「俺がこの手紙を書いた」と確信した。

百合宛の遺書

彰さんの想いを、自分は魂で引き継いでいる。

百合へ電話をかけた量は、六年ぶりに会う約束を取り付けた。

結末

百合ヶ丘公園

百合ヶ丘公園で再開した二人。

百合は大学で、戦争や紛争をなくす方法について学んでいるらしい。

彰のことは一生忘れないけれど、恩送りを教えてくれた涼自身も好きだなと思っていたと、教えてくれた百合。

涼は彰への嫉妬を謝り、一生一緒にいたいと伝える。

それに百合は「一緒に幸せになろう」と応えてくれた。

春。21歳になり、ついに彰の享年をこえた。

彰への想いを残すことに罪悪感を感じる百合に、涼は

「佐久間彰と宮原涼のふたりで百合を愛している」

と伝える。

百合はこの後何度でも涼に「好き」と伝えられる幸せを噛みしめ、

戦争で不幸になった人たちも、生まれ変わって幸せになっていることを願う。

読書感想(レビュー)

電車から見える海

「戦争なんて病気だ」など相変わらず思想が強いところがある作品ですが、

現代編ということもあり前作より共感できました。

→前作の感想記事へ(酷評多め)

たぶんこの作品、どれだけ素直に読めるかが重要です。

「運命」「生まれ変わり」など非現実的なモノを、「でも主人公は感じ取っているんだから!」と共感できるかどうか……

これが作風が合う・合わないの分かれ目だと思います。

「二人で愛している」かぁ……

これを浮気とは思わないんですが、涼の口から言っていいものなのか?と微妙なモヤモヤが……

まぁ恋する二人が納得できていれば、余計なことなのかもしれないですね。

純愛には違いなく、良いハッピーエンドだと思います。

映画版はちょっと内容が変わるのかな?予告で見た花火大会のシーンとかは原作になかったので、読み比べてみるのも面白そうです。

まとめ|『あの星』は、時を越えた恋の続編

  • 『あの星』は、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の続編。
  • 彰の生まれ変わりと思われる涼と、百合の恋が描かれる。
  • 涼は夢や遺書を通して、彰の記憶と想いを受け継いでいると確信する。
  • すれ違った二人は、6年後に再会し、今度こそ一緒に幸せになる道を選ぶ。
  • 単体でも読めるが、前作を読んでからのほうが二人の恋を深く味わえる。

『あの花』のその後や百合と涼が迎える結末が気になる方は、ぜひ原作小説で読んでみてください。

▼『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』はこちら

▼前作の記事はこちら

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