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【原作小説】ザ・ロイヤルファミリー相関図|ネタバレあらすじ&感想も

【原作小説】ザ・ロイヤルファミリー相関図|ネタバレあらすじ&感想も 小説・実用書

早見和真著作の小説『ザ・ロイヤルファミリー』読了しました!
2025年10月ドラマ化の、競馬の「馬主」にスポットを当てた物語です。人情もの。

この記事では

  • あらすじ(出来事)まとめ
  • 登場人物相関図
  • 感想(競馬に興味ない人間のもの

をお伝えしていきます!

ラストまでのネタバレが含まれますのでご注意ください。

あらすじ(結末までネタバレ注意)

まずは『ザ・ロイヤルファミリー』がどんな話なのか?あらすじ(出来事)をまとめました

第一部

競馬のレース
主人公・栗須が山王さんのうの派遣会社に転職する。(父と働けなかった未練を山王社長に重ねて)
入社3年後に社長秘書となり、馬主で多数の競走馬を持つ山王に尽くす日々を送る。
日本ダービー開催。
結果:
1位:ヴァルシャーレ(椎名氏の馬)
2位:ロイヤルホープ(山王の馬)
会社が違法派遣で事業改善命令を出される。
8月、山王の隠し子騒動がおきる。
山王がG1オーナーの称号(競馬界の名誉ある称号)を得る。
山王に肺がんが見つかる。
11月、中条(山王の不倫相手)の母の葬式が行われる。
12月、栗須は加奈子にプロポーズして「今はまだ」と言われる。
有馬記念開催。
結果:
1位:ヴァルシャーレ(椎名氏の馬)
2位:ロイヤルホープ(山王の馬)
2頭とも引退する。

第一部後

山王と隠し子・耕一(19歳)が面会。
耕一が「ロイヤルホープ」と「中条美紀子が見立てた馬」の子供3頭を相続する。
名前:
ロイヤルファミリー
ロイヤルリブラン
ロイヤルレイン

第二部

競走馬の生産牧場
第一部から3年後の春、山王が亡くなる。
ロイヤルファミリーがデビュー戦で圧勝&脚を故障。
ロイヤルホープ産駒の他二頭も勝利。
ロイヤルファミリーが復帰するが、再び違和感がでて休養。
耕一と栗須の仲が微妙に。
栗須が加奈子からプロポーズされ、ロイヤルファミリーが復帰戦で勝利した日に籍を入れる。
リブラン引退。
耕一たちが山王アンチと揉める。
世界中の名馬が会する凱旋門賞でソーパーフェクトが2位に。
ファミリーがG1で優勝。
有馬記念開催
結果:
1位:ビックホープ&佐々木隆二郎(椎名氏が馬主・山王のロイヤルホープ産駒)
2位:ロイヤルファミリー&野崎翔平(耕一の馬)
3位:ソーパーフェクト&トゥーサン(展之のぶゆきの馬)
耕一はこれを父からのメッセージととり、ロイヤルファミリーの引退を取りやめる。
ロイヤルファミリーは翌年以降も活躍したらしい。

ラストまでの登場人物相関図

山王耕造中心の関係図▼

山王耕造中心の相関図。

・山王耕造(さんのうこうぞう)
派遣会社ロイヤルヒューマンの社長。
兼馬主(うまぬし)。
・栗須栄治(クリス)(主人公)
山王耕造の専属マネージャー
・京子
耕造の妻。構造との関係は微妙。
・雄太郎
耕造と京子の第一子。その子供は花菜
・百合子
耕造と京子の第二子。ホープのジョッキーである佐々木隆二郎と結婚して子供が二人できる。
・大竹
京子の兄。耕造が叱責したことを根に持っているためか耕造に対して裏切りを起こす。
・雄一郎
大竹の息子。クリスの元サークル仲間
・山田さん
山王家執事
・中条美紀子
耕造の不倫相手。癌で亡くなるが、養育費は払っていた。相馬眼を持っていた。
・耕一
美紀子と耕造の息子。
クリスが耕造の死後マネージャーを勤める。相馬眼があり、競走馬三頭を耕造からもらい受けた。
・野崎加奈子
クリスの元カノ。よりを戻す。
ノザキファームの娘。バツイチ子持ち。
・翔平
加奈子の子供。ジョッキーになる。
・広中博
調教師
・平良
競馬記者

ライバル関係▼

椎名善弘と山王耕造が馬主としてのライバルである。
椎名氏のヴァルシャーレVS山王のロイヤルホープ。
そしてその子供が椎名展之と耕一。
展之の馬がソーパーフェクト、耕一の馬がロイヤルファミリー。
二人は友人でありライバルで在りながら、父親を超えたいとも考えている。
尚、椎名二人のマネージャーは相磯。
山王二人のマネージャーは栗須。

競馬に全く興味ない人間が読んだ感想

早朝の競馬場

以下、「競馬はテレビでちょっと見たことがあるだけ。ギャンブルはちょっと……」という人間の感想になります。

人情物語が下地としてあるものの、競馬をかじっているかそうでないかでやっぱり感じ方が違うだろうなぁと思った作品でした。

知らない派としては未知の世界……「このような順序を経て競走馬が仕立て上げられるんだ」とか、「なるほどこんなことを考えて競馬にのめり込むのか」みたいなことを、観察できるのが興味深かったですね。

だからといって、「馬券買ってみよう」とはならないんですけど……

主人公付近がガチでお金と時間をかけて競馬する人たちなので、素人が真似できる要素はあんまりないですしね。

うん、でも、やっぱりある程度知っていた方が読んでいて楽しいんじゃないかな~と感じました。
競馬中継でさえちゃんと見たことがないので、解像度が薄くなるというか…

おすすめ度は★3かな?(5つ中)
ドラマ化するらしいので、映像で補完したいと思います。

で、ストーリーについてですが。
率直な感想を言うと結構長かった!!

私はてっきり社長が亡くなる前にロイヤルホープが勝ち、家族仲も良くなってハッピーエンド!!みたいな終わり方をすると思ったんです。

でもそうはならないし、第二部があった!

レースの結果と同じで、都合よくはいかない、根気が必要な人生が描かれていた感じでした。

ロイヤルファミリーは馬の名前だったかぁ~~
表紙の絵はミスリード誘ってるよなぁ~~~

ちなみに、一番好きなシーンは隠し子・耕一とツンデレ親父・耕造の初対面シーンです。
感動しつつもニヤニヤしてしまいましたね。

引き合わせた栗須の行動が情に熱くていいなぁと思いましたし、

面識がなかった親子に「競馬」という共通の話題があるのも素敵なことです。

普通ないですもんね。20歳前と70歳前後の共通の話題。
「競馬について教わるために病室を訪れている」でないと、遺産目当てと思われかねないですし…

一方、耕造も競馬があったおかげで孤独から救われているわけです。
こういうのを見ると、若者が頼れるくらいの見識・経験・資産に富んだ老人になりたいなと思います。

まとめ

  • 馬主と家族、人間模様を描く人情ドラマ。
  • 第一部は山王耕造と秘書・栗須、ロイヤルホープの挑戦と挫折。
  • 第二部は息子・耕一がロイヤルファミリーを受け継ぎ、有馬記念での激闘まで描かれる。
  • 競馬を知らなくても「人と人を結ぶ競馬」という視点が楽しめる。
  • 親子再会や人情シーンが印象的。
  • ドラマ化でさらに魅力が伝わりそう。

気になる方は原作小説『ザ・ロイヤルファミリー』をぜひ手に取ってみてください。

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