改善していき、次こそはうまくいったとしたら、どうでしょう。途端に「数字」が好きになり、「数字」に向き合うのが楽しくなります。その好循環をいち早く起こすのが、プレーヤー期間には求められることです。
『数値化の鬼』より
安藤広大さんの著作、『数値化の鬼 ーー 「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法 』。
この記事では『数値化の鬼』を実践箇所に重きを置いて要約し、図解にまとめています。
ビジネスマンでなくても、ダラダラとした日々を送ってしまう方には読んで欲しいヒット作!
目次
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何故面倒そうな数値化が必要なのか?
何故数値化が必要なのか?
それは不足を把握して未来につなげる為です。
例えばテストで20点が足りない場合「どうすれば埋められるのか?」を考えますが、このプロセスに数値化を使うことが重要です。
数値化……家計簿とか続かんし、苦手意識が…苦手だけど大丈夫なのか?
この問いに、本書はくよくよ考えずに早く実践して成功体験を手に入れろ!と述べています。
実践箇所を要約【基本編】
ではここから具体的な数値化の仕方について図解要約していきます。
1日の行動を数字で振り返る
まずは練習として、1日の行動を数値で振り返ってみましょう。
数値化をクセづける
次に日常の細かな所から、数値化で誤解無く伝えるための練習をしましょう!
→主観的に言うと「すごく好き」。しかし数値化すると客観的になり、こちらのほうが説得力が増します。
他にも
- 「しばらく」➡「一週間」
- 「早く」➡「1時間で」
などを利用しましょう。
自分の行動を数値化すると、興味関心や改めるべき箇所など、色々なものが明確になっていきます。
自分は今月50時間も惰性でYouTube見ちゃってる駄目人間なのか~とか…
PDCAを回す
ここからはこの書籍のメインである、PDCAサイクル(計画➡実行➡評価➡改善)を回していきます!
PDCAには大きなサイクル(月単位・年単位の計画)と小さなサイクル(一日単位の計画)がありますが、実行するのは小さなサイクルです。
一年単位の目標を分解して、小さなサイクルを設定します。
例えば……
- 大きな目標【この1年で知識量を増やすため、50冊の本を読む】
- 小さなサイクル【1週間で400ページの本を読み切る】
とする場合の、具体的なPDCAサイクルがこちら↓
C:評価の具体例はこんな感じです↓
大きな目標を小さなサイクルに落とし込むときの分解は間違っていてもいいので、
とにかく実行することが重要です。
KPIをとりいれよう!
上記で説明した『小さなサイクル』はKPIと言います。これは、1日単位で実行できるものにしましょう。
日々の行動に迷いが無いレベルまで絞りましょう!
PDCAサイクルを回していくにあたり、注意する点は以下の通りです。
実践箇所を要約【応用編】
ここからは、少しレベルアップした数値化活用方法です。
基礎がOKな方は、こういった箇所にも注力できると良いですね。
変数に気付いてクオリティーアップ
数値化して行動量を増やした先で「変数」にいち早く気づくことが重要だと、本書では述べられています。
変数とは効果的な改善点のことです。
具体例を挙げてみましょう。
「新商品の追加」「セールを行う」「SNSの強化」「UIの変更」全て効果的。
つまり、変数は一つではありません。
どのような変数があるのかを把握しつつ、変更した場合最も影響が大きいのはどれか?という優先順位も把握しましょう。
まずは全部試してみることが必要です!
「マイナス評価」で鬼になれ!!
これは結構厳しい意見ですが、『駄目だった=評価はそのまま』は危険だと本書は述べています。
具体例として挙げられているのが給料。
時には減給することで、「現状維持はヤバい」を社員一人一人に認識させること、
勿論マイナスと同じく、評価が上がった社員には給料をプラスすること
が重要だとか。
まさに数値化の鬼ですね!
鬼になることで自分や他人のモチベーションをアップさせましょう!
数値化する上での注意点は?
数値化する、或いは数値を見る上で気を付けるべき点が2つありますので、頭に入れておきましょう。
「○○力」は使わない
一つめは「○○力」という言葉。
「企画力」を向上させる、「英語力」を上げるなど
曖昧な言葉なのでしっかり数値に修正しましょう。
➡「企画書を3件提出する」「TOEICで750点を取る」。
「%」に騙されるな!
2つめは「%」表示。
「50%」が100人中50人か、2人中1人なのか。
「合格率90%」という場合でも、一人複数校合格もカウントしている……なんていう場合もあります。
これだと5人が10か所を受験して9件受かった(半分滑り止めだから50%は受かって当然)もあり得ます、
嘘をつかずに誤魔化しやすいのが「パーセント」表記ですので、それを暴く魔法の言葉を覚えておきましょう。
「この%は何分の何ですか?」
まとめ
この記事の内容をまとめますと、
- 未来のために数値化は必要。とにかく実践せよ!
- まずは日常から数値化していく
- KPIで、PDCAサイクルを数値化して回していく
- 変数に気付いてそこを注力する
- マイナス数値がでてきたら、鬼になって対処する
ということでした!
同じ著者の『リーダーの仮面』と合わせて累計発行部数50万部突破していることからもわかるように、凄まじく良作です。
ここで紹介した内容は一部ですので、是非ご自分で読んでみてください。
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