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イクサガミ|天明刀弥をネタバレ!父・仏生寺弥助から描かれるラスボス

イクサガミ|天明刀弥をネタバレ!父・仏生寺弥助から描かれるラスボス 小説・実用書

イクサガミに登場するキャラクター・天明刀弥てんみょうとうや

愁二郎と邂逅するのは終盤にも関わらず、父親の生い立ちから描かれる人物であり……
戦闘面でのラスボスです。

この記事では天明刀弥についてネタバレ解説。

  • どんな人物なのか?生い立ちは?(両親、天才剣士・仏生寺ぶっしょうじ弥助と絹の関係)
  • 蠱毒における戦闘歴(誰と戦って誰を殺した?)
  • 天明は最後どうなる?

をまとめています。

天明刀弥はどんな人物?

背から昇る陽炎

まずはザックリと天明刀弥とはどういう人物なのか?を簡単に。

刀弥は蠱毒の参加者の一人です。参加番号222番。年齢は推定22・3歳。

とにかく強く、戦いの中でもすさまじいスピードで成長していく戦闘面でのラスボスです。

→蠱毒主催の黒幕はこちら

ラスボスになる理由には、刀弥の性格も関係しています。

剣に憑りつかれ、「戦う必要がない状況」でも斬りかかってくる刀弥。

あどけない子供のような立ち振る舞いをするイカれた人物で、常識が通用しません。

故に、参加者の中でも「いい人」をかなり殺しています(後述)

また、愁二郎との邂逅は後半戦(4巻)にも関わらず、2巻から両親の話が描かれている刀弥。

  • 母親譲りの執念
  • 父譲りの剣才と、「頭の上から闘志が陽炎として見える」という異才

を引き継いでいることも明かされています。

刀弥の生い立ち|父・仏生寺弥助

弥助と刀弥イメージ

天明刀弥はとにかく「強さ」に執着する人物です。

どうしてなのか?理由が描かれるのが、父・仏生寺ぶっしょうじ弥助視点で描かれる過去編。

ザっと要約するとこのようなあらすじです。

刀弥の両親の事情

剣を持つ手

刀弥の父・仏生寺弥助。

弥助は元々「豊次郎」という名前の百姓の息子だった。

しかし次男であり醜男。将来は真っ暗だ。

そこにチャンスをくれたのが、剣で名をあげた師匠「斎藤弥九郎」。

豊次郎は弥九郎に雇われ……道場にて剣の才能を発覚させ……

「仏生寺弥助」という名前も貰い、名をあげていった。

このころ、絹という下級武士・歴舟家の娘とねんごろになった弥助。

絹は子を孕むが、弥助は窮屈さから武家への婿入りを拒否した。

絹は生まれた子供に「刀弥」と名付け、一人で育てた。

しかし……

弥助が長州藩の「勇士組」として京へ行った後も、追ってきた絹。
実はこの時、絹は病で寿命が短かった。

それでも弥助は「一度刀弥(子ども)と会ってほしい」と言う絹の頼みを拒否した……

弥助の最後と刀弥

天から漏れ出た一筋の明かり

そんなある日、事件が起こる。

長州藩「勇士組」…つまり弥助の雇用先が、弥助の暗殺を決行してきたのだ。

酔っていながらどうにか切り抜けた弥助は、何かの間違いだと長州藩邸に乗り込もうとした。

しかしその前に現れたのは……

壬生浪士組の沖田総司と見紛うほどの、陽炎(闘志)を発する人物。
10歳くらいのわらべだった。

童は「母上は死んだ」と告げる。

弥助はこの童が自分の子供「刀弥」だと察した。

そしてその陽炎に恐怖した。

しかし、長州藩から逃げている最中。

童の横を通り抜けようとするが、童はどかず、剣を抜いた。

弥助も剣を抜いたが間に合わない。

童に斬られて倒れた弥助は、最期「天明、そこから来たのか」とこぼした。

お前は天明から零れ出た才能だと。

これを聞いて不気味な笑みを浮かべた刀弥。

弥助は以前、刀弥の苗字は出身地から適当につければいいと言っていた。

刀弥はこれを受けて、天明刀弥と名乗り始める。

刀弥と戦闘した人物と結果

カムイコチャの矢

蠱毒中、数々の人間を屠った戦闘狂・天明刀弥。

誰と戦闘し、どのような結果になったのかを一覧にしてまとめました。

対戦相手戦闘の概要
仏生寺弥助(実父)夜の路地で再会。
会話後、一振りで弥助の喉を裂く。
竿本嘉一郎・勇次郎刀弥に舟で仕掛けた、舟師の兄弟参加者。
しかし一方的に殺害される。
陸乾りくけん華拳法の天才。清国出身の参加者。
楽しそうに勝負していた。決着前に描写終了するが、刀弥の勝利が後程分かる。
薙刀使いの女性参加者。
圧倒的に刀弥のほうが強者だが、楓の薙刀が天明の肩をかすめる。
刀弥の勝利。
カムイコチャアイヌの弓使い。
天明は一歩踏み込み矢を叩き落とす。最後の一矢は刀弥の腿に命中したが死亡。
ギルバートイギリス軍人の参加者。
壁に叩きつけ・顔面を削り合い・脇差の刺し合い。
刀弥にやられた後もギルバートは双葉逃亡の時間を稼いだ。
化野四蔵元々死にかけのところ、双葉を守るために闘う。
死力を尽くして戦いきり、倒れた所を愁二郎にバトンタッチ。
愁二郎
(最終決戦)
愁二郎が優勢だが、最期までは描かれていない。

刀弥の最後は?

二つの交錯する刀

刀弥は蠱毒の最後……ゲームが終了時刻が過ぎても、愁二郎と戦い続けていました。

この戦いの勝敗は、はっきりとは描かれていません。しかし……

おそらく愁二郎の勝利。刀弥は愁二郎に殺されたと思われます。

義兄弟たちから京八流奥義を受け継いで、心技体を持ち合わせ…「イクサガミ」に至った愁二郎。

関連記事:【イクサガミ】嵯峨愁二郎は最後どうなる?主人公の正体から結末まで

刀弥は最初から、この戦いが劣勢だと分かっていました。
愁二郎の陽炎を見て顔を引きつらせていました。

それでも逃げることなどなく……

全身を裂かれ、顎も砕かれ、脚すら思うように動かなくなっても闘い続けた刀弥。

闘いの中で「強さを求め続けなければ、母にも父にも認められない」という、強迫観念のような感情も垣間見えます。

劣勢でも関係なく、死ぬまで強くなり続ける剣士……

それが天明刀弥でした。

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参考書籍:イクサガミ全4巻(Amazon)

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