デスゲーム「蠱毒」が描かれるイクサガミ。
「292人の参加者が前半戦で9人に絞られる」というルールから想像できますが、とんでもない数の人間が死亡します。
愁二郎の味方や主催側も……
この記事では、
- 死亡したキャラクターと死因
- 死して悲願や目的は達成できたのか?
を一挙解説していきます。ネタバレ注意にてお読みください。
多すぎるため、蠱毒開始前に死亡したキャラやメインどころではない人物は省きます。
目次
愁二郎&双葉の味方(義兄弟除く)

愁二郎と双葉の味方であったのに、亡くなってしまった人物です。
(愁二郎の義兄弟は後程)
菊臣右京
1巻ラストにて愁二郎に変わり貫地谷無骨の相手を引き受け、敗れる。
しかし無骨という悪と対峙して死したことで「正義を貫く」という目的は達せ、
「佐田殿の偽官軍という汚名をそそぎたい」という想いについても、助けた相手である双葉がゲーム終了後に助力。
賞金を使用して、佐田秀を始め花山院隊の鎮魂碑を建ててくれている。
柘植響陣
主催側の人間・槐に、愛する女性「陽奈」を人質に取られた響陣。
「愁二郎を討て」という解放条件に従った結果……
愁二郎との戦闘で、禁術である死に至る奥義を使用してしまった。
しかし双葉の機転から陽奈を保護できたため、
響陣は死に至る前に、槐たちを巻き込んで自害した。
尚、目的であった陽奈の借金(生涯かけても返せない額)については無事解決。
双葉が賞金にて支払い、陽奈は響陣が働いていた新聞社で元気に働いている。
カムイコチャ
4巻にて、双葉を殺めようとした天明刀弥と戦い死亡。
自分より強いと分かっていながら、足止めを買って出ての戦闘だった。
敗北だが、腿に一矢当てることには成功している。
また、蟲毒に参加した目的「故郷の土地を買い戻す」については死後、双葉が実行。
34300円を現地に払いに行ってくれたため、悲願が叶った。
ギルバート・カペル・コールマン
4巻にて、カムイコチャと同じく、双葉を追おうとする天明を止める為に戦い死亡。
「自分を誇りに思ってくれる、妻と子供に顔向けできる自分に」という目標は達せられた。
尚、双葉は自主的にギルバートの家族を突き止めて、妻・レイラに賞金の一部を送金している。
愁二郎の義兄弟&幻刀斎

京八流の因縁関係で死亡した人物です。死亡順。
祇園三助
2巻にて、幻刀斎が追ってきた際、彩八と双葉を先に行かせて戦い死亡。
しかし幻刀斎に妻子を殺されることを怖れていた三助。
この蠱毒で幻刀斎が死亡したため、義兄弟たちの助けで家族を守ることができたと言える。
またゲーム終了後、双葉が残された家族の元に金を送っている。
蹴上甚六
3巻にて幻刀斎に横浜の往来で仕掛けた際、子供を庇って軍の銃撃を受け、致命傷。
自ら幻刀斎を倒すことはできず、甚六の後も彩八と四蔵が死んでしまったが……
最終的には倒すことができたので、最上ではないが目的を達せたと言える。
衣笠彩八
4巻後半戦にて、新富座で幻刀斎と戦うも、敵わず死亡。
この後幻刀斎は四蔵が倒してくれたため、敵は取ってくれた形となる。
岡部幻刀斎
4巻後半戦にて四蔵と戦い死亡。
目的は「因縁がある京八流の使い手たちを滅ぼすこと」だったが、四蔵・愁二郎は殺せず。
惜しい所で目標は達せず。
→詳しく:イクサガミ『幻刀斎』の正体は?過去で「イクサガミ」の意味判明
化野四蔵
4巻後半戦にて幻刀斎と戦い勝利したが、ズタボロに。
この状態で、双葉を殺そうとする天明の相手をして死亡。
義兄弟たちの仇討に成功し、奥義を生き残りの義兄弟・愁二郎に託せたため、死に際多少満足した様子を見せている。
その他の参加者

その他の蠱毒参加者で死亡したキャラクターです。
愁二郎の敵や、敵でも味方でもないポジションで存在感を放っていた参加者です。
貫地谷無骨
3巻蠱毒前半戦ラスト、汽車の上で愁二郎と戦い死亡。
負けたものの、ずっと望んでいた刻舟との戦いに満足した様子を見せていた。
眠
3巻にて、関所・島田宿で多人数の参加者に毒を仕掛けた結果……
愁二郎&彩八&カムイコチャ&陸乾に騙され死亡。
日本への恨みがあったようだが、次の眠がやってくると信じていたため、死にゆく時も動揺している様子は見られなかった。
自見隼人
3巻にて、島田宿で進次郎の罠にかかりゲームオーバー。
蠱毒の担当者・梔に殺害されるという珍しい終わりを迎える。
陸乾(りくけん)
3巻にて天明と戦い死亡。
しかし「強い者に巡り合いたい」という願いは、完璧に叶えられた。
秋津楓
3巻にて天明と戦い死亡。
しかし父の仇である「阿久根国光」が目的で参加していた楓。
仇討ちは既に果たしていた。
天明刀弥
4巻蠱毒後半戦の最後の最後、愁二郎と戦い敗れたと思われる。
両親のことがあり、剣に憑りつかれていた刀弥。
それは最後まで変わることがなかったが、死するまで強くなり続ける、らしい最後となった。
詳しく:イクサガミ|天明刀弥をネタバレ!父・仏生寺弥助から描かれるラスボス
敵(蠱毒主催者)

蠱毒主催者側で死んだ人物とその理由です。
川路利良(黒幕)
ゲーム終了後黒幕ということが伊藤博文にバレかけ、海外逃亡した川路。
しかし約1年後、日本に帰ってきたところで病死した。
この件には何者かの襲撃を受けたという情報もあり、愁二郎ではないか?と匂わされている。
尚、1879年(明治12年)死亡は史実通り。
四大財閥の出資者
蠱毒を主催する金を出していた、四大財閥から各一人の出資者たち。
その内二人が自殺しており、
- 三菱の榊原→社屋から身投げ
- 三井の神保→首を掻き切って自刃
残り二人は捕縛された。
しかし四人が出資していた目的は、要人の暗殺を引き受けるような、金がなく武力のある人間を一掃すること。
この目的に関しては達成できた。
槐
4巻後半戦、現場で指揮を執るも響陣の自殺(爆発)に巻き込まれ死亡。
ちなみにこの直前、弟の譲二(木偏の一人・柙)も同じく響陣に殺されている。
槐について詳しく:イクサガミ『槐』はどんな人物?正体や最後をネタバレ
半次郎
4巻後半戦にて愁二郎と戦い、敗れて死亡。
川路の話を引き受けた理由が「もう一度剣を握りたかった」なので後悔はないと思われる。
生き残った者たちは?

生存した人間のほうが少ない為、最後に生きているメインキャラ達を確認しておきます。
まず、確定で生きているのが香月双葉&狭山進次郎。
蠱毒というゲームから抜けて生存できた進次郎は、中々のダークホースでした。
主人公の愁二郎は「生きている確率が高い」くらいの描かれ方です。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
【イクサガミ】嵯峨愁二郎は最後どうなる?主人公の正体から結末まで
そして最後まで愁二郎の強い味方だった前島密。
前島は実在した人物なので、この後40年ほど生きると予想できます。
最後、双葉の蠱毒担当者・橡…もとい水瀬玄。
彼は生きていますが、大審院に出頭。法の裁きを待っている状態で物語が終わりました。
参考書籍:イクサガミ全4巻(Amazon)

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