森バジル著作『探偵小石は恋しない』読了しました!
2026年本屋大賞ノミネート作の中から表紙買い。探偵・小石のビジュアルがなんだかadoっぽいですね。
読み始めてすぐは探偵事務所の日常が描かれる感じか…?と思ったのですが、しっかり叙述トリックミステリー!
読了後の一声は「フゥ!」でした。これは面白い良作です。
この記事では
- 簡単なあらすじ
- ネタバレ登場人物相関図
- 読んだ感想&参考情報
をお届けしていきます。
あらすじ

(決定的なネタバレは含まないようにした)あらすじです。
『小石探偵事務所』で働く主人公『蓮杖』。※男。
事務所のメンバーは3名で、
- 代表:小石(調査員)
- 蓮杖(調査員)
- 雛末(事務員、バイト)
『小石』が恋をしている人の矢印が見えるという特殊能力を持っている為、「色恋調査が得意」な探偵事務所だ。
※しかし小石自身は謎解き依頼を欲しており、そういった案件が同地区の探偵『藍沢』に取られていると嘆いている。
他には時々、小石に想いを寄せる警察官『片矢』も事務所にやってくる。
そんな事務所に、印象的な三人の依頼者が訪れーー?
- 1人目:父親の浮気調査を頼む女子高生『佐藤澪』。
- 2人目:事実婚の妻の浮気調査を頼む男性『日暮最人』
- 3人目:アイドルである嫁に脅迫状が来たと相談してきた男性『君塚泰我』。
事件はやがて、『10年前のとある事件』につながり―――……?
ネタバレ登場人物相関図
ネタバレありの登場人物相関図です。(読了後推奨)
ラストまでの関係性や真実を含みます。

▼1人目:佐藤澪の関係図

▼2人目:日暮最人の関係図

▼3人目:君塚泰我の関係図

▼10年前の事件の関係図

▼真実

読書感想(レビュー)

ネタバレ含みます
いやぁ面白かった!初めて読んだ著者さんでしたが、森バジル先生は男性なんですね。
ビューティーポップと学園アリス知ってるだなんて!女性だと思っちゃいました……
プロローグで登場した照屋と春風の伏線回収が中々来なかったため、「小石がどちらかと同一人物か?」という予想はしていたのですが、それでも意外性があって面白い結末。
先入観の恐ろしさというか。多様性と言いますが、フラットに物事を見るってのは本当に大変だなと思いました。
流石に人形を「嫁」と言って探偵事務所に相談に来る人がいるとは思わないし勘違いするのも分かるのですが……
ただ、悪意を持って犯罪を起こすときは絶対誤認してほしくない情報でしたね。
無関係なのに刺された(刻まれた?)人が可哀そうすぎました。
そんな感じで雛末をはじめとして登場キャラのイメージが二転三転した本作ですが…
主人公、格好良かったですね!蓮杖くん!!最後にぶっこまれる恋愛要素ありがとうございます!
お人好しな小石の部下というイメージだったのに、小石を巻き込まずに犯人と一人で対峙しようとする姿にしびれました。
だから唯一残念なのは、この作品がメディア化に超絶不向きだってことですよ……
映画は勿論、漫画も難しそうですよね。
この三件▼はイラストや映像にすると即バレちゃいますし…
- 澪の彼氏がおっさん
- バニラが実は人形
- 最人と愛花が顔認証突破できるくらい似た双子
1件なら創意工夫で映像化できなくは無さそうですが、3件続くとなると……流石に見ている方が「何か隠してるな…」と感づいてしまいそうですね。
せめて書籍のほうで続編があるといいなぁ……
もう終わっていますが、ショートストーリーの配布はあったようです。
とりあえずはこれをメルカリで買うか検討中。
後は作中登場のミステリ、『十角館の殺人』と『方舟』はほんっとうに名作なので、是非読んでください!当ブログでも解説しています。

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