イクサガミに登場するキャラクター『衣笠彩八』。
愁二郎と一緒に京八流を学ぶために拾われた義兄弟であり、蠱毒参加中、愁二郎＆双葉と一番行動を共にする人物です。
この記事では衣笠彩八をネタバレ解説。
- 年齢等プロフィールや過去
- 蠱毒参加の目的は？
- 最後はどうなるの？生存か死か？
についてまとめています。
衣笠彩八とは？
小脇差と剃刀の二刀を用いて戦う、ツンツンした態度の女性・彩八。
蠱毒が始まってすぐに四蔵と一戦を交えていたり、初手で愁二郎に斬りかかってきたりと話を聞かないイメージもありますが……
それは、それだけ「兄弟仲」を大切にしていたということでもあります。
四蔵が他の兄弟の奥義を持っている➡その兄弟は死んだ（四蔵が殺した可能性がある）ということを受け入れられない故……ということですね。
実際、甚六が一人で幻刀斎と戦いに行くのを止められなかったときには、涙も。
強がっているだけで元々泣き虫な所がある女性です。
彩八の義兄弟についてはこちら▼
イクサガミ｜奥義『京八流』を解説！継承戦の真実と最終持ち主
また、彩八は蠱毒開始後早い時点で義兄弟・三助から『禄存』という奥義を託されました。
『禄存』は簡単に言うと聴力がとてつもなく強化される奥義。
これにより、彩八は敵の数や近づいてくるかどうかだけでなく、味方のヘルプ要請までいち早く気づくことができ……
双葉や進次郎といった強くない者を引き連れた一行にとって、これ以上ない味方となっています。
年齢等プロフィール
では、簡単に彩八のプロフィール・遍歴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 衣笠 彩八（きぬがさ いろは） |
| 木札番号 | 百六十八 |
| 年齢 | 23歳（但し、捨て子の為推定） |
| 立場 | 京八流・八番目の妹、継承者候補の一人 |
| 性格 | 意外と面倒見が良い。芯が強い。泣き虫な面も |
| 過去 | 13年前修行の山を降りてからは旅一座にいた |
| 奥義 | 文曲（ぶんきょく）……指の奥義 禄存（ろくそん）……耳の奥義 ➡詳しく：イクサガミ｜奥義『京八流』を解説！継承戦の真実と最終持ち主 |
蠱毒参加の目的・悲願は？
蠱毒の莫大な賞金を「いらない」と言う彩八。
なのに蠱毒に参加したのは、「蠱毒は幻刀斎が仕組んだものではないか？」と疑ったからでした。
勿論すぐに違うと察しますが、幻刀斎や他の義兄弟が参加していると知ってそれを無視することもできません。
そこからの彩八の目的は
- 幻刀斎に義兄弟の仇討ちすること
- 生きている義兄弟を死なせないこと
の二つです。
仇討ちを決めたのは、三助が彩八に遺した遺言がきっかけでした。
三助が死に際に発した「骨の無い所が弱点」という言葉。
これは『禄存』を託した彩八なら聞こえると、口にしたもので……
彩八はこれを受けて幻刀斎への復讐を誓います。
彩八の最後は？
彩八は物語最後どうなるのか？
結論から言いますと、残り9人として生き残り、参加した蠱毒後半戦にて……
幻刀斎に敗れ死亡します。
死にゆく前に「奥義伝達の言葉」を双葉に託した彩八。
双葉は二つの奥義を生き残っている義兄弟・愁二郎＆四蔵に伝達しました。
最終決戦の会場は新富座
まずはなぜそのような状況になったのか？双葉はいるのに愁二郎は居なかったのか？というところですが……
後半戦では、生き残り参加者9名がそれぞれ別の場所からゲーム開始となりました。
人が多い東京に散りばめられた参加者たち。
この状況下で双葉が一番頼れるのは、耳の良い彩八です。
双葉が彩八を呼び、双葉を見つけた彩八。
しかし次に二人を見つけたのは、愁二郎ではなく「鼻の良い」幻刀斎で……
彩八は対峙する覚悟を決めます。
幻刀斎とは？：イクサガミ『幻刀斎』の正体は？過去で「イクサガミ」の意味判明
「双葉を殺せば弱るのでは？」という下種な考えの元、双葉の命も刈り取ろうとしていた幻刀斎。
双葉だけ逃がすこともできず、彩八は新富座にて双葉の協力の元迎え討とうと考えました。
なぜ新富座（実在する劇場）なのか？
彩八は京八流の修行をしていた山から下りた後、大阪を拠点とする『銀組』に所属していました。※創作の旅一座と思われます。
オープン前なら人も少ないし、設備についても幻刀斎より自分のほうが詳しい……
そのような思いから、彩八は決戦場所を決めました。
幻刀斎との最終決戦
義兄弟たちの中でも強いほうではなかった彩八。
だからこそ彩八は新富座でしかできない仕掛けを打ちました。
使うのは劇場内に備え付けられた「ガス灯」。
ガス灯を双葉に点けたり消したりして貰うことで視覚を奪い、「耳だけで戦える状況」を作ろうとしたのです。
闇で距離を詰めて、光が付いた瞬間狩る……
これは半分成功、半分失敗。
点灯の瞬間、首があるはずの場所に小脇差を打ち込んだ彩八。しかし……
幻刀斎の頭が倒れるように後ろへ。
通常の人体なら不可能なことを朧流の奥義でやってのけ、逆に反撃されてしまったのです。
それでも通常不可能な、懐に入った距離。
彩八は引かずに、さらに肉迫することを選びました。
しかし仕込み杖で腹を突かれてしまった彩八。
彩八は警官が踏み込んできた隙に「奥義伝達の言葉」を双葉に託します。
泣き虫な双葉に自分を重ね、一秒でも長く足止めをしようと幻刀斎に対峙する彩八。
彩八の戦いはここで終わっていますが、双葉は無事兄二人に「奥義伝達の言葉」を伝え……
蠱毒終了後、彩八を義兄弟と共に鞍馬寺で弔ってくれました。
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