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イクサガミ|双葉とは?嫌いという意見や活躍を解説。ヒロイン的存在

イクサガミ|双葉とは?嫌いという意見や活躍を解説。ヒロイン的存在 小説・実用書

イクサガミのヒロイン・香月双葉。

たった12歳でありながら、コレラにかかった母親を助ける為にデスゲーム『蠱毒』に参加した少女です。しかし双葉はゲームを誰よりも狂わせる存在で…!?

この記事では香月双葉をネタバレ解説。

  • どうしても蠱毒を辞退できなかった理由とは?
  • なぜ双葉を「嫌い」と言う人がいるのか?
  • 双葉の役割は?功績まとめ
  • 最後はどうなる?

などを深堀りしていきます!

香月双葉の事情

病

まずは簡単に、香月双葉がどのような人物で、なぜ蠱毒に参加したのか?
簡単に解説していきます。

年齢12歳
ドラマ版
キャスト
藤崎ゆみあ
(17歳)
出身亀山
(蠱毒開始場所の天龍寺と隣町の距離)

父親・栄太郎が蠱毒の前年に行われた『西南戦争』に参加し、死亡してしまった双葉。

活躍したにもかかわらず紙一枚での訃報で、見舞金もわずかしか貰えませんでした。

故に困窮した母・娘。さらに一か月前、母親がコレラにかかり……

田畑を売っても、金が足りません。

コレラ治療に必要な塩と砂糖は、あと一月と少しで切れてしまう。

金を借りる先も、もう無い。

だからこそ双葉は蠱毒に参加したのです。

双葉は母親を見捨てて、一人で生き残ることを良しとできなかった少女です。

蠱毒ゲーム中の双葉の手柄は?

蠱毒中、全くと言っていいほど戦闘をしなかった双葉。しかし双葉には別の強さがありました。

ここでは双葉の手柄・功績を選りすぐって、簡単に紹介します。

協力関係の起点となる

握手する二人

「参加者たちで木札を取り合う」というゲームの性質上、「参加者同士で手を組む」という行為にはリスクが付きまといます。

慎重な交渉や、相手が裏切らないかの値踏み……

それをすっ飛ばさせる存在が双葉でした。

「双葉と共に行動していたから」と、愁二郎に協力関係を持ち掛けてきた響陣。

他にも「双葉を連れているから」という理由で助力してくれた参加者たちは数知れず……

そして双葉自身も「頼るのは悪いことではない」と考え、
幻刀斎を倒そうとする愁二郎たちに「他の参加者に助けを求めること」を提案するのです。

協力が成り立つのは、双葉の誠実な性格が生み出す「信用」

双葉が多人数での協力関係、情報共有を成り立たせるのです。

蠱毒主催を探るきっかけを作る

疑問を持つ

「できれば殺生をしてほしくない」と考える優しい双葉。

だからこそ、他の参加者が気づかない「蠱毒のルール」に注目します。

それが、「自らの木札を手放せば、相応の処分が下される」という部分。

殺されるのだと早合点していた愁二郎&響陣はハッとし、「相応の処分」とは何なのか?疑問を検証するために動き出しました。

そしてこの疑問検証が、蠱毒運営の正体を突き止めるキッカケとなるのです。

進次郎を救う

優しいイメージ

上の疑問検証に伴い、生け捕りにされた参加者「狭山進次郎」。

進次郎を救ったことも、双葉の功績です。

実験のため、関所で進次郎を蠱毒運営に引き渡そうと考えていた愁二郎&響陣。

しかしこの時には「運営に捕まれば死」が濃厚だと分かっており、双葉は見捨てることができませんでした。

「ここで見捨てれば両親に合わせる顔がない」

この思いが、開始早々双葉を助けた愁二郎、そして響陣の心にも届きます。

故に、進次郎を余りの木札で助けることを決めてくれた二人。

「進次郎を救った」という行動は、後々大きな効果を生み出します。

  • 命を助けられた進次郎が「一度拾われた命」だと最後まで全力で協力する。(当初足手まといと思われていたが、銃が得意等意外な特技が発覚していく)
  • 双葉の蠱毒担当者「橡」が双葉に肩入れしていく

二人の心を掴んだ双葉。

この二人の協力が無ければ、双葉はどこかのタイミングで死んでいそうですし、

物語ももっとバッドエンドに近かったでしょう。

響陣の想い人を助ける

電信機

物語終盤、想い人の女性を人質に取られた響陣。

響陣は突き付けられた「解放条件」に「従うしかない」と考えました。

しかし事情を知った双葉は……

駅逓局による電報を使い、全力で外部に助けを求めたのです。

これにより駅逓局トップ・前島や、先に蠱毒から離脱していた進次郎が全力で動き……

響陣の想い人を無事奪還。

響陣は心から双葉に感謝しました。

「他人を頼って」というと言葉は悪いですが、

「自分の目の届かないところで動いてくれる他者を信じる」という、双葉の強さ。

響陣になく、双葉にあった強さというわけです。

響陣について詳しく:イクサガミ|柘植響陣をネタバレ解説!想い人陽奈・裏切り・死亡について

賞金を出させ、山分けの為に動きまわる

賞金を配り回るため、歩き回る双葉

蠱毒唯一のクリア者となった双葉。

十万円を手に入れますが、この賞金、双葉以外だと払われていたのかが怪しいのです。

  1. 後半戦にて、双葉以外の生き残り参加者は「前半戦で起こした罪」を新聞に載せられた。(※双葉のみでっちあげの罪)クリアしたとしても「犯罪者に金なんか払えるか」と言われれば、強気には出られない。
  2. 賞金支払いは、双葉の担当『橡』が尽力してくれた結果。「何としても賞金を払わせる」と橡は決意していたが、他の者がクリアしていた場合にここまで頑張ってくれたとは思い難い。

さらに双葉は、この賞金「十万円」を助けてくれた参加者の願いを叶える為に配り回りました。

殆どが死亡した参加者たち。しかし彼らが金を欲していた理由は家族の為、仲間の為、故郷の為です。

詳しく:イクサガミ原作|死亡キャラと死因を一挙解説。生き残りが少なすぎる…

双葉は進次郎の助けを借りながら、事情を聞いていなかった人物についても調べ上げ、振り込み、時には直接支払いに行きます。

唯一の勝者は、最大限多人数を幸せにできる賞金の使い方をしたのです。

双葉が「嫌い」という意見はなぜ?

検索画面

しかしながら、検索窓に『イクサガミ 双葉』と検索すると『嫌い』という予測変換も見られます。

この理由はやはり何より、「双葉を庇って何人も死んでいる」からでしょう。

蠱毒というデスゲームに参加する双葉を、「餌」と考える参加者はいます

「強い者をおびき寄せる存在」と考えた天明刀弥などがその筆頭です。

詳しく:イクサガミ|天明刀弥をネタバレ!父・仏生寺弥助から描かれるラスボス

「良い人」は、そのような弱きものを攻撃する悪人を許せず、戦闘してしまう……

そして負けて死に至る、というわけです。

その死んだキャラ達に、自分の好きなキャラが入っていれば「双葉嫌い」という意見になるのも頷けますね。

しかし双葉を庇い死んだキャラクターたちは、紛れもなく「悪人から子供を守った」と満足しています。

そして先述したように、例え彼らが蠱毒をクリアしても、賞金が支払われなかった可能性が高いのです。

参加目的を達成できず、後悔を残したまま生きていく……

それよりは、自らが大切な人に顔向けできる人生を貫きたい。

そんな思いの反映先が、「双葉を守る」という結果になった……

そう考えた方が良いかもしれません。

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参考書籍:イクサガミ全4巻(Amazon)

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